Prelude

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いつもとかわらない魔法の森。
そんな魔法の森の青い屋根の家。

A never-changing magic forest. A blue roofed house in just such a forest.

(はぁ…。) (Haa...)

小さいため息。

A quiet sigh.
この現在アンニュイ中の少女は、魔法使いで
人形使いのアリス・マーガトロイド。
A bored young lady, the magician and puppet master Alice Margatroid.
アリスは今日もいつものように家で本を読んで
いた。それはいつもどおりの風景。
Today like everyday, she stayed in her house reading books. It was a typical scene.
(でも、今日は…。なんてね。) Alice: (But, today... hmmm.)
今度は窓の外を見ながら独り言。 She spoke while staring out the window.
今日は普段と変わらない、
少し天気がいいだけの日だった。
Today was different. It seemed the weather was good.
ばたん。 *Thud*
っと。唐突にドアの開く音。 ... went the door, and suddenly opened.
(魔理沙…?) Alice: (Marisa...?)
何かを期待したように、いそいそと
階段を下りるアリス。
Alice went downstairs excitedly as if she were expecting something.
よう、アリス。出迎えとは珍しく
気が利くじゃないか♪
Marisa: Hey, Alice. I didn't expect such a warm greeting. How sharp of you♪
そこにはいつものように
白と黒の服を着た魔法使い。
There, like always, was the witch in the white and black clothing.
自分よりちょっと鮮やかな金髪の。
霧雨魔理沙が彼女の期待通りそこにいた。
With hair just a bit more vibrant than her own. It was Marisa Kirisame, just as she had thought.
そ、そうねっ。珍しく気が利いたのよ。 Alice: "O, oh, yeah. I'm feeling well for once."
アリス自身もわかるくらい声が裏返っている。 Alice's voice cracked to the point where even she noticed it.
(私、何を期待してるのよ…) (What was I hoping for...)
そう。今日はいつもと同じような日だけど…。
アリスにとってはちょっと特別な日。
Narrator: Indeed. Today was different. Today held a special significance for Alice.
さて、今日は… Marisa: So, about today...
きょ、今日は? Alice: T, today?
(はっ!魔理沙の声に被せるようにして
尋ねてしまった!)
な、なななんでもないの!
んん?どうした?やけに食いつきがいいな。
う、ううん。なんでもないのよ。ええ。
そうか?今日はお前の力を借りようと思ってな。 Marisa: Is that so? Today I was thinking I'd ask to borrow your power.
えぇ。…へ? Alice: Eh... what?
心の中でちょびっとだけ期待していたアリスは、
ちょっと脱力しつつ気の抜けた返事を返す。
Narrator:
手伝ってもらえるか?アリス♪ Marisa: Will you help me Alice♪?
べ、別にいいけど…何をするの? Alice: S, sure... I guess... but what do you need me for?
まぁ細かいことは気にするなって。 Marisa: Ah, don't sweat the details!
そんな勢いのまま。
魔理沙に手を引かれ、家の外へ……。
Narrator: And with that attitude, lured by Marisa, she headed outside
それは、勇者が16歳になった日のことであった。 Narrator: It was the day our heroine turned 16.
変なナレーション入れないでよ…。 Alice: Don't add weird narration...
(…たまにはこんな誕生日があってもいいかもね。
……大切な人と過ごせるなら。)
Alice: (It might be nice to have birthdays like this sometimes... you know, spending time with a friend.)
今日はいつもとは違う特別な日になるかもしれ
ない。そんなことをアリスは思った。
私達の冒険はまだ始まったばかりだぜ!//魔理沙 Marisa: Our adventure is just beginning!
場面展開後即打ち切り!? Alice:
んー。いい天気だな。 Marisa: Mmm... The weather's nice today isn't it.
(何事もなかったように戻った!) Alice:
そ、そうね… Alice:
(木漏れ日が暖かい。
…見慣れた道も何だか明るく見える。)
(よく考えれば、こうして二人だけで
出歩くなんて久しぶりね…。)
これは照れる…。かも。
どうした?暑いか?ヒッキーか?
否定はしないけどヒッキー言わないで。
二人はのんびりと魔法の森を歩いていく。
(なんでこんなに楽しいのかしら…)
(ちらっ。)
ん?どうした?
な、なんでもないわよっ?
(……な、何を照れているのよ私!)
(かぁ~~!)
ぱふっ。
はひ?
やっぱり暑いんだろ?これでも被ってるといいぜ
あ、これ…
隣を見るとトレードマークの帽子を取った
魔理沙の姿。ちょっとそっぽを向きながら…、
頬をぽりぽりとかいている。
あ、ありがと…
(ほのかに感じる魔理沙の髪の匂い。)
(……今日はいい日になるかも。)
ごごごごごごごごごごごごごごごご。
森に揺らめく影一つ。
びしびしと黒いオーラを周囲に撒き散らしてい
る怪しい闇。
どす黒い声:研究欲テンションに駆られて
久々に外出してみれば…
なんなのよ!
あのふいんき(なぜか変換できない)は!!?
とりあえず呪ってやるわ!
そう。これは大いなる神の意思。
この想いは喘息なんかには負けないの。
この想いは言葉(KOTONOHA)なんかより強力なの。
私の魔力、見せてやるわッ!
うー!ぱちゅりー!げほっ。ごほっ。
喘息快調。
よし。とりあえず手近な果物でも集めようぜ♪
あと☆がその辺に落っこちてたら集めてくれよ。
ゲーム的にな。
わかったわ。(☆なんて落ちてるもんなのかし
ら…。)
ん~。何か美味しそうなものは
ないかな~っと……
(一体魔理沙は何がしたいのかしら…。)
(隣には楽しそうに果物を集めている魔理沙。
……ちょっとしあわせかも。細かいことは別にいい
か。)
ほばふっぅん!!
突然目の前が真っ暗になる。
あれ?あれれ?
魔理沙?まりさ~
しかしその方向には誰もいない!
あ、あれ?何これ?帽子が?
むんず。
しかし帽子は呪われていた!
あんですとぉー!!
恋って、難しいわね…
いぃよっしゃぁぁッ!
これでアリスは帽子に視界をさえぎられて迷子ッ!
まりさとありす完!!
ん?私は何をしにきたんだっけ…?
研究に必要な本を魔理沙に返してもらおうと思って
出てきただけだった気がするんだけどなぁ…。
でもまぁ、こんな日があってもいいわよね♪
…ごほっ。
研究のテンションが冷めない
パチュリーは少し元気だった。
ほら、そんなテンションに流されるときって
あるじゃない。もう本格的に助っ人でも
呼んでこようかしら。
ふふふ。そう簡単に魔理沙と
デートなんてさせないんだから!
行く先々を迷路にしてやるわ!!
勘違いのような勘違いじゃないようなぱちぇさん。
まぁヤンデレはブームですから。
(アリス、アリス~)
あら?上海?そこにいるの?
(←帽子を深くかぶってると思いねぇ)
(マリサノトコ、イク?)
えぇと。魔理沙のとこまで誘導してくれるって?
(コクコク。)
はぁ。一体どうなるのやら。
ちなみに頷かれても見えないわよ?設定上。
とりあえず気をつけて歩かないとね…。
魔法の森は今日もいい天気。
こうして彼女達の過酷でよく詰む感じの冒険が
始まったのであった!

World one

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Pre-Boss

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???:ふっふっふ…

おっと、ボスのお出ましか?
なんかのゲームみたいだな。
…ていうかこれゲームよ…。
で、なに?何かいるの?
何かはそこにいるけど大したことないぜ。
…… (チルノは少しショックを受けた!!)
ふ、ふん!そう言っていられるのも今のうちだよ!
(なんとか耐えきった!!)
んー。で、なんのようだ?
…。お、お前たちの邪魔をしに来たのさ!
(別に本当は何の用もないけどさ!)
迷惑なやつね。
迷惑だな。
・・・。
よし。これで多数決でお前は迷惑な奴になった。
やったな。
うわーん!
よし。アリス。とりあえず踏んづけてやっつけるぜ
ってお前やたら帽子深くかぶってるな。
い、いまさら!!?
なんかよく分からないけどまけられない!!

Post-Boss

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うぅ。踏まれるとか古典的すぎる…。

やったな。私たちの偉大なる勝利だぜ。
何が起こってるかよく分からないから
心臓に悪いわ…。
お、なんか手に入れたぜ♪
まりさたちは おいしい氷を手に入れた!
んー。持っていくと溶けちゃうから
適当に必要な時にもらって行くぜ。
しっかり冷やしといてくれよ♪
うあああん!なんかとられた~。
で?私はどうすればいいの?このまま?
ま、ふらふらっと次行くぜ。
放置ですか!?
・・・・・・。
あたいかわいそう!
やっぱ2ボスなんてやってられないわよ!
今回は1ボスよ?
・・・・・・。
やっぱ1ボスなんてやってられないわよ!
次はラスボスね!ラスボス!
律儀に言い直したな…。馬鹿なのに。
ばかなのにね。
・・・・・・。
こんなん耐えられるかぁぁー!!

World two

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Pre-Boss

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さて。チルノの後は紅魔館だ。
紅魔郷の時を思い出す流れだぜ。

うーん…あんまり近寄りたくないところね…。
あら?どうしたのあなたたち?何か用?
お、ちょうどいい所にメイドだ。
ちょうどよかったわ。
あんまり入りたくもなかったし。
私は買い物から帰ってきたところなの。
あんまり手間を取らせないでくれる?
ていうかあなた誰?…まり…す?
私の存在が危ういわ!助けて上海!
正確には私の帽子を深くかぶっている
ちょっと変なアリスだぜ。
…よくわからないけど、
遊ぶならまた今度にしてくれるかしら。
もしくはうちの熱血門番とでも戯れてて。
よし。じゃあお前がアリスと勝負して
勝ったら大人しく帰るぜ。
……またえらく勝手なことを。
……またえらく勝手なことを…。
はぁ…。ここで私が放っとくと
中で何されるか分らないのよね…。
解ったわ。で…結局何が目的なの?
買ってきたものをいくつか提供してもらうぜ☆
相変わらず無茶苦茶ね。
じゃあ私が勝ったら何か頂戴。それで対等ね。
気味の悪い首吊り人形をやるぜ。
なんと!寝付きと目覚めが悪くなるんだぜ?
…いらないわよ…。
贈り物にはいいと思うぜ?悪い意味で。
なんか私の人形が酷いことに……。

Post-Boss

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よし。この珍しそうな食材は頂いて行くぜ。

へ?
あぁ!ちょっとうっかり戦闘している間に
買い出ししてきた貴重な食材が取られてる!?
すごい説明台詞だな。
まりさ…恐ろしい子!!
はははー。たまにはいいじゃないか♪
ついでにメイドらしく調理も頼みたいところだな。
私は由緒正しき紅魔館のメイドですわ。
ネズミの小間使いは引き受けてませんの。
ケチだな。メイドっぽいのに。
胸と一緒で見た目だけなのね。
・・・・ビキィッ!
あぅー、なんかまずいスイッチ押した…?
盛り上がってきたな。というわけで退散だな。
ぐぐぐ……
あ、そういえば食材以外にも買ってきたものが…
じゃ。
じゃ。
ま、待ちなさいよ!
すたこらさっさだぜ☆
まりさたちはにげだした!!
はぁ。いったい何しに来たのよ…。
珍しい食材を手に入れた!
咲夜さんの秘密を手に入れた!
あ、あ、待って。
次はどこに行くのよ~。魔理沙~~。

World three

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Pre-Boss

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うっさーぎうっさうさ永遠亭だぜー。

永遠亭なんてまた何のようなのよ。
ここに来るのも久しぶりだなー。
ここには月から来たレアなものがありそうだろ?
あの時は大変だったわね。
で、でも…けっこう…
楽しかったよな。
・・・・・(てれっ)
そ、そうね。二人一緒だったし…。
ふふ。そういえば今日もデートみたいだな。
…なんてな。
(かぁ~~~!!)
がささっ!
曲者か!
なんだ。曲者か。
結局私たちは曲者扱いなのね…。
なんだ。デートの邪魔か?
いや、こんなところまで来たのはお前たちの方だ。
えーと、まりさと…まりさっぽいやつ?
実は双子だったんだぜ。
そうだったの?
…私って一体。
なんか帽子が取れないのよ。
意味が分からないわ。まったく…。
相変わらず変なことやってるのか。
で?何しに来たんだ。
ちょっと物取りにきたんだぜ。
帰れ。
だってよ。
えぇ?私に振らないでほしいんだけど。
うふふ…。少々お家を物色に…参りましたの☆
帰れ。

Post-Boss

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ぐぐぐ。…またしても……。

さてさて♪
なんか月らしいレアなものは無いのか?
毎度毎度訴えられそうね…。
しょうがないな。
師匠やウサギ達には内緒にしてくれよ…。
お団子と銘酒「月の兎」を手に入れた!!
なに…あなたたちそれでお月見でもするの…?
そうだな♪その時は誘うぜ。
私も状況がよくわかってないの。
ご、ごめんなさい…ね?
"ばれたら師匠に怒られるわ…。
なんと小さなうさぎが
にやけながらこちらをみている!
Σ(∵)
ご、ご愁傷様…
仲間にするか?
そうね…とりあえず逃げるわ…。
とりあえず、次行く?
そうだな☆お~い。またな~♪

World four

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Pre-Boss

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きれいな川ね~。(足元しか見えてない

その帽子は何か呪われているのか?
まぁ私の帽子だけどな。
あなたの帽子でしょ?
何か分からないの?まりさ…。
わかってたら何とかするか
面白いから放っておくかしてるぜ。
後者…?
る~ららる~る~もしもらーめんのめんが~
いとこんにゃくだったら~♪
ごすっ
あら、こんにちわ~
お、変なのが来たぜ。
変だってことは声だけでわかるわね。
恨みはないけれどー、しんでもらいますー♪
お、こいつは唐突に穏やかじゃないぜ。
…誰よ?
地味だけどお前に似てるキャラクターなんだぜ?
あなたを倒せば私があなたの代わりに
さりげなく出演できるそうですよー♪
無理。
どうだろうな?
んまっ、まりっつぁっ、ちょぎっ!
というわけで、いきますよー。
だから誰なのよ!!
アリスは一度花映塚をやるといいかもな。
ひっさつの~人形ホイホイですよ~♪

Post-Boss

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あ~れ~。
私は流しそうめんのように流されていきますよ~。
す~ぅさ~ん~~~

ごすぅ
殴られても困りますよー?
どんぶらこ~ぉ~……ぉ~…
ふっ…。悪は去ったわ。
冗談だぜ?
今さら!もう誰も覚えてないわよ!
お前はお前だぜ?アリヌ。
ちょっと間違ってるわよ!!
んー。しかしちょっと核心に近づいたな。
この帽子を呪った黒幕がいそうだわ。
お、なんか落として行ったみたいだな。
「お花とおいしそうなクッキーを手に入れた!」
流れてったけど、あれ、大丈夫かしら…?
まぁ、人形らしいし大丈夫なんじゃないか?
で、あれ誰なのよ?
お前に似てるな。うん。

World five

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Pre-Boss

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さて。ここにはまたいろいろ珍しいものが
ありそうだな。

こんなに気軽に来ていいのかしら。
ここ『あの世』よ…?
たのもー♪
あぁっ、なんて気軽なっ!!
あぁ。何か黒いのが…。今日は平和だったのに。
同情するわ…。
なんと!今日は何かイかしたものを
もらいに来たんだぜ。
ない。かえるんだ。
おい、こいつはツンデレだな!
ツンデレは譲らないわよ!
何をわけのわからんことを…。
ってわけで冥界らしい何か美味い酒でもくれよ。
う~ん。冥界らしいお酒…
飲みたいような飲んだら危ないような…。
なんだ…?またお前たちは宴会でもするのか?
私は分からないのよね…。(何するのかしら…。)
みんなにはナイショだぜ。心配しなくても
なんかやる時には誘うから安心しろって♪
いや、別に誘ってくれとかそんなことは
思ってはいないが…。
いや、そんなこと言ってツンデレは誘わないと
後で怒るんだぜ…?
べ、別にそんなことは…。
おっしゃ。というわけで勝負だな。
何のだ。
何のよ?
逃げるんじゃないぜ♪
に、逃げたりはしないぞ。私はこの庭と、この
白玉楼を守る義務があるんだ!(台所事情も!)
皆いろいろとノりやすすぎよ…。
さぁアリス。熱くなってるアイツを
利用して戦うぜ♪
え、えぇ…。わかったわ。
…あそこに連れて行けばいいの…?
(って、なにあれ……?)
秘密兵器だぜ!
正義の刃が真っ赤に燃える!
お前を断てぞと輝き光る!!
いざ、参る!
(…ノリノリみたいだから、まぁ、いっか…?)

Post-Boss

edit

くそ…。私もまだまだ修行が足りないな。
っていうかなんだったんだアレ…。

…こんな気の抜けたゲームの中だから
そんなに気にしなくていいと思うわ。
にっひっひ~♪じゃあ、いい感じのものを
見繕っていくぜ☆
…しょうがない。誰も気づく人もいないし…。
(ゆゆこ様おおざっぱだからなぁ…)
私達強盗よね。どう見ても。
大変なものを盗んでいくぜ♪
…きゅん
きゅんじゃないわよ私。何キャラよ。
お酒(桜霊酒)と食糧を手に入れた!
あぁ~…。また我が家の食料事情が…
そういえば、なんでお前はそんなに魔理沙の
帽子を目深にかぶってるんだ?
私にもわからないわ…。(今更!?)
どうせお前たち魔法使いの仕業なんだろう?
う~ん…そう言われてみれば…。
凄く適任なやつがいるよな。
なるほど…。なんかよく分からないけど凄く
想像がつくわ…。でもいつ?あいつが
外に出ることがあるのかしら。
ま、何かのヒントがあるかもな。行ってみようぜ。
またあそこに行くの…?憂鬱ね。
また何か新しい物が見つかったり
しないかな~っと♪
魔理沙…あなた逞しいわ…。
まったく…。いつもいつも楽しそうだな。
そ、そんなことないわよ?
はやく元に戻ってほしいわ…。
これは事件解決最終回フラグか?
フラグとか言わないの。

World six

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Pre-Boss

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はぁ~。結局またここにやってくる
羽目になるのね…。

さて。きっと黒幕だぜ。
テンションあがってきたな!
そうねぇ…。はやくこの状態が治ってくれるなら
ありがたいんだけど…。
私の帽子はお気に召さないか?
いやそんな部分の問題ではなく…
むしろ嬉しいけど…、ってそうじゃなくて!
まぁいい。たーのもー。
(な、なんの躊躇もなしね相変わらず!)
お、お邪魔するわ。
しかしなにもおこらなかった!
あれ?珍しく留守か?
一人でも外に出るのね。意外だわ。
ぶつぶつぶつぶつぶつ…
ん?
あら?
ずずずずずずずずず……。
うわぁ…なんかいやな気配が…
なんか黒いのがいるぜ。
ヤンデレ…。ヤンデレは…まぁ譲っていいわ。
とりあえずコンタクトを図ってみようぜ。
未知の生命体だが敵意を持っていない期待も
捨てきれないぜ☆
え、えぇ…。くれぐれも気をつけてね…
おーい、ひきこもりー?
(うわ…直球…)
ねぇ…?あなたがこの帽子を…
ぶつぶつ…私なんてどうせ…
ぶつぶつ…あいつなんて…
怖ッ。
なかなか病んでるな。流石だぜ。
一体どうしちゃったのよ。
ゆら~り。あらぁ。ここまで来たの…?
まりさ…とありす…。チッ。
なんか負のオーラまとってるわよ。これ。
ん~、私の帽子をこいつにくっつけたのはお前か?
……ちょっと魔が差したのよ。魔が。
なんか仲良さげに帽子なんかかぶせちゃっ
たりして何よそれなにかのあてつけ?
製作者の偏愛?解せない解せない-
愛と勇気と渇望の名の元に!!
猛る嫉妬は紅蓮の炎!
あんたなんて、あんたなんて…!
死んじゃえバインダァァーッ!!!
うぉ!こいつはクライマックスだぜ!
ぎゃぁー!戦うしかなさそうね!
スペルカード賢者の石!かくごぉぉ!!
げほっ!ごふぅっ!(喘息)
アリス!狙うはクリスタルだぜっ!
知っているの?!魔理沙っ!

Post-Boss

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はぁ…はぁ…ごほっ、ごほっ…。

さて。おとなしくこれ、元に戻してくれるかしら。
(でもちょっと嬉しかったりはしたんだけどね…)
キラーン。
みた!私は今貴様の瞳にはにかみを見た!
幸せなのか!あてつけか!?
ロマンチックがとまらなごはぁ!?
うわぁ…
…楽しそうだな。
それでも私は!幸せになりたかったのです!!
ぐいっ。
ぱかっ。
なんと床に落とし穴が現れた!!
へ?
おお?
そんな古典的なトラップが!!!!
流石今回はからくりに定評のあるぱちぇだな。
あら、なんか一緒に落ちてきたわ!
いろいろな本を手に入れた!
ちょっと高級そうなお菓子を手に入れた!
やけ酒セットを手に入れた!!
ひゅるるる~~。
思わず場の空気に任せて飛ぶのも
忘れてしまったぜ。
そういえばそうね…。
ってことは、私は帽子をかぶったままなの~?
あぅ~。
まぁいいや。まだ大事な場所も残ってるし、
次いこうぜ次。
まだ行くところ、あるのね…。
(ま、楽しいからいいけど…。ね。)
おう。もうちょっとで準備も大詰めだぜ~。
で、どこまで落ちるの?これ……。

World seven

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Pre-Boss

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さて。とうとう最後の場所だぜ~。
テンション上げて行こうぜ!

え?そうなの?
出たわね諸悪の根源。
今回もまた何か賑やかにやってるみたいじゃない。
おっと、悪役にされたぜ。
………まぁしょうがないわね…。
で?今日は一体何を企んでるの?
一応聞いておくけど、ろくでもないことよね?
はっはっは。今日はなかなか楽しいんだぜ。
なぁアリス?
そ、そうね。よくわからないけど。
…た、楽しいわよ。
というわけで、締めくくりだ。
この場所を今日一日貸してくれ♪
迷惑退散!
ほらなんか一喝されたわよ魔理沙!
流石霊夢。一筋縄ではいかないみたいだぜ!
さすがラスボスだな!
…ラスボスじゃないわよ。何を勝手な…。
っていうか何のラスボスなのよ。
なんかもう私たちの目的が分からないんだけど。
魔理沙~?
すべて等しくミッションだぜ!!
はぁ…。相変わらず強引ね…。
片付けやってくれるなら考えなくもないわ。
今回のイベントは博麗神社が全面協力してくれる
ことになってるんだぜ?やったな!
迷惑退散ッ!!
ほらまた怒られたわよ!大丈夫なの!?
弾幕はパワーだぜ!
やっぱり力ずくなのね!!
よく分からない理由で私の平穏な生活を
乱されるわけにはいかないわ!
博麗の弾幕…うけてみなさい!!
あぁぁ…終わった後も怖いわ…。
完膚なきまでに叩きのめしてやればいいのだ☆
お願い。後が怖いことはやめて…。

Post-Boss

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はぁ………。

負けたわ。今回はしょうがないわね。
で、用件は何?
ふふふ♪ただこの場所を借りるだけだぜ。
力ずくの手段まで使って…何をするのよ?
言っただろ?ちょっと素敵なお祭りだぜ?
準備は?
素敵な巫女が。
片付けは?
素敵な紅白が。
迷惑退散!
あわわわわわ…
拒否権は無い!敗者は勝者の前に這いつくばるん
だぜ♪
過酷な話だわ……。
折角だし、霊夢も楽しんでくれよな☆
いろいろ美味そうなものも集めてきたんだぜ♪
やっぱり宴会用のものだったのね。
よっしゃ!今日は楽しい夜にしような♪アリス☆
そ、そうねっ。楽しいことはいいことだと
思うわっ。
(…照れてなんて無いわよ?)
ざわざわ…。
少女たちが奏でるにぎやかな喧騒。
目下アリスは帽子が取れないまま。
この状況にも大分慣れてきているけど。
魔理沙…結局今日は何するの?
なんだ?まだお前その帽子かぶってるのか。
よっぽど気にいったのか?
もういいわよ…。はぁ。
よかったらこの帽子貸してくれない?
ふふ。別にかまわないぜ。
さぁて、そろそろ始めるか♪
宴会?
おいおい。主賓があんまり鈍いこと言うんじゃ
ないぜ?
え?え?
さぁ!皆!準備はいいか!
結局今日は何の宴会なんだ?
はぁ…。また紅魔館図書館からとってきた
本100冊目記念とかやるの…?
ふふふ。今日はなぁ♪
(魔理沙…?)
私の頼りにならない相棒、
アリス・マーガトロイドの誕生日なんだぜ!
(!!)
あら、そうだったんだ。
ちゃんと言ってくれればそれなりに
お祝いしてあげたのに。
おめでとーアリス♪
よかったじゃない。
…知らなかったみたいだけど。
人間でもないのにおめでたいわね。
でも、記念日は大切ですわ。
よかったな。ハッピーなエンディングだぜ。
魔理沙…
突然のことにうまく言葉が出てこない。
どうした~?自分の誕生日も忘れてたのか?
……うん。ちょっと忘れてたかも
まったくしょうがないやつだな~
とかいいながら無邪気に笑う隣の少女。
今日はあんなに色々なことがあったんだ。
忘れてもしょうがない。
……というか…
あなたもなかなか意地の悪いことするじゃない…
どうした~?つまらなかったか?
お前のお祝いだぜ?
(まったく…。天然め…)
つまらなくなんて…なかったわ…よ…。
…ぁ、あたりまえ、じゃない…。
(………ありがとう)
ん~?何か言ったか?
な!何も言ってないわよっ
ぎっぷりゃぁぁぁ~~!!
突然の咆哮。
そんなハッピーエンドなんて滅んでしまえ!
おっと、まだハッピーエンドには早いみたいだな。
そうよ!私の帽子っ!このよく分からない呪いを
解いて!!
封絶ッ!!
うわ、何か空気が変わったわよ!
ごごごごご…。
あなたたちのそんなラブラブ展開なんて
認めないッ!!
なかなか熱い誕生パーティーだな♪
勘弁してよもう…。
わが秘術の中で朽ち果てよッ!!
サモン・ミラージュガール!!

World eight

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Pre-Boss

edit

ぜぇ…ぜぇ…。な、なんなのよこの酷さは…

幻想郷は地獄だぜぇ!
調子に乗って難攻不落なゲームにしようとか
考えるから悪いのよ。
こんなところどうせ誰も見てないわよ…。
私もそう思う。
氷ぶつけられるわ魔理沙とはぐれるわ
ナイフが刺さるわ上海は痛むわ
うしろからバッサリされるわ迷路は意味分から
ないわ陰陽玉につぶされるわ
ぶっちゃけありえないわ!
ありえないぜ!
製作者の顔を見ても石を投げちゃだめよ!
石以外でもなんか痛そうなものは駄目だぜ?
あーもう疲れたわね。帰りましょうか…。
流石にあの製作者じゃそうはいかないだろう♪
うわ、何か人影が…。
ふふふふ~♪よくぞここまでやってきましたね~。
褒めてつかわしましょう~。
ほら、なんかのほほんとしたのがいるぜ。
のほほん☆
こんなのが…ラスボス?
私たち『えきぞちっくぽいぞんペア』が、
主役の座をいただくんです~♪ね~?
…何よその恥ずかしいチーム名は…。
ふっ、まぁいいわ。あなたたちが二度と
いちゃいちゃできないように服を
一枚一枚丹念に脱がした後に
人権侵害も甚だしい行為を行い
写真をさまざまな角度から撮影し
はらわたを食い尽くしてくれるわ!!
おー!テンション高いなこいつ!
なんか変態なんだか物騒なんだか
よく分からないんだけど…。
今日は記念すべき日になるわ!
いざ!日陰少女に明るい光を!!素敵な未来を!
さぁ!伝統にのっとってこの熱いリングで決着よ!!
アリスー。よかったなぁ。
お祝いしてもらえるみたいだぜ?
絶対ッ!違うからッ!!
メインイベント、盛り上がって行こうぜ~。
そうね…。うん。しょうがないわね!
魔理沙、上海!最後までよろしくね!!
絶対…絶対帰ってこいよ…っ!
なんか嫌な結末を想像させる言い方しないで!!
いざ!決戦だぜ!
いざ!決戦よ!
いざ!が、頑張るわ!
いざ~。がんばりましょう~。

Post-Boss

edit

ぐががががが~!!私はぁ!!
扱いの向上を要求するものであるッ!!

今回は敗れたかもしれない。だが!!
まりさの側に貴様がいる限り私は何度でも
甦るだろうッッ!!
めずらしく出番があってたのしかったですよ~♪
次回はぜひ主役で~。さよ~なら~☆
彼女たちは星になった!!
こうしてまりさ達のバケーションが
また始まります・・・。
やったわ…やったわまりさ!!
おう♪大活躍だったぜ!
上海人形がな。
ですよねー!?
はっはっは♪これでやっと落ち着けるな。
はぁ~。すごい一日だったわ…。
あ、そうだ。帽子…
ん。そうだな。私のトレードマークだしな♪
ふぅ~。今日はさすがに疲れただろ?
アリスもちょっと休憩したらどうだ?
そうねぇ…。そうするわ……。ふぁぁ…
今日はありがとうね。魔理…沙…
………すぅ。
……ふふ。おやすみ。アリス。
…………………………
ん……
ぼんやりとした意識。
耳に入ってくるのはかすかな喧騒。
そっか。宴会だったっけ…。
っていうか、私の誕生日会だったのよね…
あれ…少し寝てた?私…。
えぇっと…
起き抜けだからか思考がまとまらない。
ぱちゅりーたちが襲ってきて…
それで倒して……?
あれ?まりさは?
ぶんぶん。
(意識をしっかりさせて…。周りを見回すけれど
魔理沙の姿がどこにも見当たらない。)
放置!?
呆然とする。
どうした?魔理沙なら用事があるから帰るとか
言ってたぞ。
あ、そうなんだ…。
アリスは主賓だから今日は片付けなくて良いわよ。
…いい夜を過ごすといいわ。
あ、うん。ありがとう…。
ぼんやりと魔法の森まで飛んで行く。
一人ってこんなにつまらないものだったっけ…。
今日がきれいな星空でも、とてもドライブだな
んて形容できる気分じゃない。
アリスー、カエルノ?
そうね。お疲れ様。上海。
今日は大変だったわね…。
アリスー?サビシイ?
はいはい。人形のくせに核心を付かないの。
何事もなく。無事に魔法の森の我が家へ。
はぁ…。つかれたぁ~。
ばふっ。っとベッドに倒れこむ。
まぁ、楽しかったけどね…。
相変わらず勝手なんだから。
ちょっとセンチに呟いたり。
そんなのもたまにはいいわよね…。
楽しかった後の寂しさは辛いものがある…。
アリス、アリス。
ん…どうしたの?
部屋の人形たちが慌しく小突いてくる。
アレ、マリサガ、オイテッタ
そう言って机の上を指差す。
ん?机の上に紙?
ごめんなさい。もってきてもらえるかしら。
えぇと…
「窓の外を見ろ
 星屑の魔法使いより」
え…
手紙を放り投げバタバタと窓へ。
がちゃっ!ばたん!
窓を開ける。
よう!アリス!私からのバースディプレゼントだ!!
あ…
窓から見下ろしたそこには星空。
HAPPY BIRTHDAY!! HAPPY BIRTHDAY!!
星空で描かれているメッセージ。
…やって…くれるじゃない
(どうしよう…。感動した)
窓を見上げる笑顔。
どうだ~、こんな誕生日があっても
いいんじゃないのか?
そ、そうねっ!悪くなかったわっ!
大声で叫ぶ。気持ちをこめて。
相変わらず素直じゃないけど。感謝と。愛情の。
お姫様!まだ誕生日は終わってないぜ!
こんなに星が綺麗な特別な日の締めくくりには、
星空のドライブなんて如何かな?
ふふ。何それ。臭すぎるわよ…。
どうなされますか?お姫様♪
喜んで。連れて行ってくださるかしら。
そうか♪それなら出発だ!
手を引かれ、箒に乗り。星空へ。
…今日はアリスにとって、凄く特別な日になった
のでした。
まりさ…
ん?なんだ?
…ありがと。すごく…楽しかった。
大切な人の背中に頭を預けて。
素敵な星空ドライブ。
でもそろそろ日付が変わってしまうのでこのお話
はここでおしまいです。
あとは二人のハートの赴くままに☆
さぁ、どこに行こうか!
これからどこ、いこっか♪